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Joseff of Hollywood(ジョセフ・ハリウッド)

-Hollywood映画界の魔術師- 「ユージーン・ジョセフ」

オーストリア系のユージーン・ジョセフは1905年にシカゴで生まれました。
広告会社でグラフィックデザイナーとして勤務する傍ら、余暇を利用してジュエリーのデザインを行っていたジョセフは、1920年代後半、アメリカをおそった大恐慌から逃れ、比較的影響の少なかった西海岸のロサンゼルスに移りました。
ジュエリーデザインへの情熱を持ち続けていたジョセフは、ここでハリウッド映画と運命的な出会いをします。

映画会社に幾つかの作品を提供し始めていたジョセフでしたが、ある時 映画に登場するジュエリーが時代考証を全く無視したものである事に大変驚き、これを機に 作品の時代背景を研究し工夫を重ねたジュエリーを製作して映画会社に提供するようになりました。
こうした努力を重ねた結果、ジョセフのジュエリーは非常に高い評価を得、ハリウッドで撮影された主要作品の多くのジュエリー製作を手掛ける事になりました。

グレタ・ガルボ、ヴィヴィアン・リー、グレース・ケリー、エリザベス・テイラー、クラーク・ゲーブル、トニー・カーチスといったスター達がジョセフのジュエリーを身につけました。主な作品として「風と共に去りぬ」「カサブランカ」「雨に唄えば」「クレオパトラ」などが挙げられます。

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1948年、ジョセフは惜しくも不慮の飛行機事故でこの世を去りますが、妻のジョーンキャッスルによって引き継がれ、現在に至っています。

 

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「輝くものが全てゴールドというわけではない」― 新素材の開発

ジョセフがハリウッドで確固とした地位を獲得したことのひとつに、視覚的に効果のある「ゴールド」の素材を開発した事が挙げられます。金色の素材はスタジオの強いライトに当たると乱反射してしまうため、ジョセフはスクリーン上では本物に見える「ロシアンゴールド」と呼ばれるマットに仕上げたメタル素材を考案しました。
これによって 彼は時代考証に基づいたゴールドジュエリーを正確に再現することにも成功しました。

ジョセフは撮影用のジュエリーを製作して映画会社に貸し出していましたが、スクリーン上でスター達が身につけた素敵なジュエリーは、映画ファンの憧れの的となり人気が高まりました。
これに応えてジョセフはJoseff of Hollywoodというブランド名で一流店で販売をするようになりました。
撮影用に考案されたロシアンゴールドを使った人気のラインも沢山作られました。

 

ジョセフジュエリーの特色


ロシアンゴールドの作品はプレーンなものが多く、模造パールやハンドカットを施したクリスタルで飾られました。ブローチ、ブレスレット、バックル、ネックレス、ペンダント、イヤリング、そしてパルールと呼ばれるセットジュエリーなどが作られました。
アールヌーボー、アールデコスタイルを始め、東洋や中東のデザインを意識したもの、月や星、動物、魚、鳥、昆虫をイメージしたものなどが作られましたが、大胆で個性的なジュエリーが多く、いかにもアメリカの女優達に人気のあったデザイナーという事がわかります。

ジョセフは「コレクションを始めるなら、まずはブローチからスタートしたらいいでしょう。ブローチはスーツや襟飾り、ポケットや帽子、ベルト、夜会服など幅広く使う事が出来ます」と述べています。

 

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