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ショップオーナーのおしゃべり

春を感じるお花のブローチ

明日から4月。
関東の桜はもう既に開花を過ぎてしまいましたが、
桜が終わるとハナミズキ、そしてツツジと続きます。

 

ショップでも 今年は沢山のお花のブローチが揃いました。
いずれも小振りなので 胸元に飾ったり、少し早いですが 母の日のプレゼントにもお薦めのものばかりです。

こちらでも少しご紹介したいと思います。

まずは こちらから…。
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れらのブローチは ヨーロッパで作られたものと思われます。
コスチュームジュエリーの金属は ほとんど合金になっていますが、
こちらの3点は12kgf(12カラット ゴールドフィルド)が使われています。
ゴールドフィルドとは金張りのことですが、金合金の薄い膜を貼り付けたもので、
メッキよりは金の部分が厚くなっています。
そのため、ゴールド色も明るく艶があるのが見て分かります。

花の部分は 象牙を真似た素材(練り物)が使われていますが、
葉や茎の部分はいずれも細かい細工が施されています。
花一輪のブローチ、オーバルフレームの中に大きな花や枝葉が付いた花が飾られたブローチなど
異なったデザインが揃いました。
お好みの物は見つかりましたか?

下記の画像をクリックしてオンラインショップにいらして下さい。

 

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ヴィンテージマルシェのご案内 代官山T-SITE ガーデンギャラリーにて

 

ヴィンテージマルシェのご案内

代官山T-SITE ガーデンギャラリーにて

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春が待ち遠しい2月。

初春のヴィンテージマルシェを開催いたします!

アンティークショップ6店舗が、このイベントのためにご用意したとっておきのヴィンテージ・アンティークアイテムを取り揃えてお待ちしております。

ウェア、アクセサリー、雑貨、カトラリー、ポスターなどなど、ちょっと上質なおうち時間を充実させるアイテム勢揃い。

ぜひお近くにお越しの際は会場にお立ち寄りください。

 

【出店店舗】

Eureka(ヴィンテージポスター)

Funana(アンティーク・ヴィンテージアクセサリー)

Perruche Perle(鳥モチーフヴィンテージアイテム・アクセサリー)

quoi de neuf(フレンチアンティーク・ヴィンテージアイテム・アクセサリー)

YK Collection(アンティーク・ヴィンテージアクセサリー)https://www.yk-col.net/

Vintaging(ヴィンテージウェア・シューズ・アクセサリー)

・粋気者(ヨーロッパアンティーク・ヴィンテージアイテム・アクセサリー)

 

会期 2021211日(木)214日(日)

時間 11:0018:00

場所 代官山T-SITE GARDEN GALLERY

問い合わせ先 YK Collection 黒田 090-2528-4981 mail:jewel@yk-col.net

 

 

 

バレンタインデーに向けて販売されたジュエリー

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cherub(ケルビム)と呼ばれる翼のある可愛い子どもの姿をした天使やハートを組み合わせたこちらのシリーズは

2月14日の聖バレンタインデーに向けて Joseff of Hollywoodが販売したものです。

「天使」「ハート」といった甘いイメージのモチーフも ジョセフ特有のメタル素材で製作すると

さすがはジョセフ流! ちょっと印象が変わると思いませんか?

ロマンチックなイメージに留まらず、大人の女性が日常使いのジュエリーとして楽しめるアイテムになっています。

 

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こちらのネックレス。

本にも載っているものですが、以前 ロンドン郊外のアンティークマーケットに行った時に

70代ぐらいのディーラーの女性が 小花プリントの木綿のワンピースに このペンダントをさげていました。

彼女曰く、「私は一年中このペンダントを愛用してるの」とのこと。

決して 装いの邪魔をせず、そしてその人らしさを伝えられるマストアイテムになっているのでしょう。

 

まだ自分用には持っていませんが、いつかは私もそのご婦人のように使ってみたいなと思う一品です。

モチーフの中央のお花の部分のデザインは何種類かありますが、全体の印象は大きく変わりません。

ブローチも2パターンありますので、是非オンラインショップを覗いてみてください。

 

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ショップはこちらからご覧ください

 

 

Salon de Yurakucho vol.2 初出店

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緊急事態宣言の中 予定通り開催となった有楽町の阪急メンズ東京でのSalon de Yurakucho vol.2のご報告です。
このイベントは昨年12月にvol.1が開かれ、今回がその2回目ということになります。
 

当初 阪急メンズ東京ということで、ほぼ女性向けのジュエリーを扱う当店としては 難しいかなと迷いましたが、
主催の方からこのイベントはメンズ限定ではないので どうぞと誘っていただき、思い切って出店を決めました。

 

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阪急メンズ東京8階のイベントスペースに20店近くのお店が集まっての楽しいイベント。
のはずでしたが、やはり緊急事態宣言が発令後の土日、特に 都内では外出を控えるようなメッセージが出されたこともあり、
お客様の数はぐんと少なくなってしまいました。
ただ、そのような中でご来店いただき、そしてお買い上げ下さったお客様には心より御礼申し上げます。

【YK Collectionのブースの様子】

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初めてのお客様へのご挨拶を込めて、当店が力を入れている3ブランドをメインに構成しました。
まずはJoseff of Hollywood。通好みのブランドですが、店主が一番お気に入りのブランドでもあり、
ファンを増やしていきたいなと思っているところです(笑)

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そしてMiriam Haskell。こちらは 根強い人気がありますが、手の込んだものは価格も張ってしまうので、
日常的に楽しめるベーシックなネックレスやイヤリングを充実させています。

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最後にTrifari.
本当はこのブランドにもコレクターズアイテムと呼ばれるレアな物が沢山あるのですが、
まずは 着けやすさに重点をおいたシンプルでオーソドックスな中にも
違いが分かる魅力的な商品をご紹介するように心がけています。

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いかがでしょうか。
少しでも 会場の雰囲気を感じていただければ幸いです。

さて、このイベントは毎月1回開かれる予定で、次回は2月ですが、
当店は3月20日&21日のvol.4に出店することになっています。
そのころには コロナの感染状況もおさまって、より多くの方が安心してお出かけいただけるようになっていることを祈るばかりです。
3月には もう少し春めいたイメージのブローチなどを持って行く予定。
そして これまでとは違ったとっておきのジュエリーのデビューを考えていますので、どうぞお楽しみに!

 

次回の出店 Salon de Yurakucho vol.4 3月20日(土)21日(日)です。どうぞお楽しみに!

秋にお薦めのジュエリー 天使のブローチ

 

見上げる空も秋めいて、すっかり過ごしやすくなりました。

おしゃれ心がくすぐられる秋…

今年はコロナの影響で まだまだ外出自粛という方もいらっしゃるかもしれませんが、

魅力的なヴィンテージのジュエリーを少しずつご紹介していきます。

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本日は Joseff of Hollywoodの天使のブローチをご紹介します。

翼のはえた子どものような姿の愛らしいcherub(ケルビム)と呼ばれる天使のモチーフはバレンタインデーに向けてJoseffが製作されたシリーズで用いられています。

ハート、天使、矢といった甘いモチーフとJoseffのマットゴールドの組み合わせが独特な印象となっています。

 

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天使の立体感、台座の透かし細工の繊細さ、揺れるパールのエレガントさ… 手に取ってみるだけでも満足感の得られるブローチです。

 

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エレガント、カジュアル、自由に装いに取り入れて下さい。お休みの日には 小さな額に飾るのも素敵です。

 

詳細は オンラインショップをご覧ください。

眠っているジュエリーをよみがえらせましょう!

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ジュエリーは装いの仕上げに欠かせなアイテムです。
理想的なのは ジュエリーが着ている服にぴったりマッチして それぞれを引き立て合うこと。
それこそが 個性の演出であり 自己表現の喜びであるのです。

またジュエリーは自分の個性を引き立ててくれるものであれば、必ずしも高価な宝石である必要はありません。
お洒落好き、ジュエリー好きさんは きっと洋服の数に負けないくらいのジュエリーをお持ちなのではないでしょうか?
宝石を使った物から、プラスチックやガラスなどのアクセサリーに至るまで、中には しまわれて出番がないままの物もあるかもしれません。

でも それでは あまりにジュエリーが可哀そう。
ジュエリーは 人が身に着けてこそパーフェクトに魅力を発揮できるように作られたのですから。

そこで 私が提案したいのは手持ちジュエリーの総チェック。いわば棚卸とでも呼びましょうか。
ステイホームが奨励された今年の4月~5月頃、洋服の断捨離をしたという声をよく聞きましたが、まだしばらくお洒落をして外出するという機会は 少なそうです。
そんな時こそ、眠っているジュエリーを1つ1つ取り出して、状態をチェックしながら今の自分はこのジュエリーをどう使おうかと考えてみるのはいかがでしょうか?
「いつまでに」という制約がない分、自由にじっくりと楽しみながらできる作業になります。

ただ、欲張って片っ端からということにすると途中で疲れて投げ出したくなってしまうかもしれないので、今回は、 まずはブローチに着目してみましょう。
着て行こうと思った服に ブローチを着けたら 今一つ決まらなくて、結局 何も着けないで出かけてしまったという経験が、どなたもおありだと思います。
指輪、ブレスレット、ネックレスなどのように 身体に直接着けるものと違い、ブローチは 服につけるという点で、その着け方によって失敗もあれば大成功もある。
難易度が高いけれど、うまくいけば これほど効果的な装身具はないというのがブローチです。
ただし ぶっつけ本番では 難しいアイテムでもあるので、やはりリハーサルが必要。
ということで、この機会に お手持ちのブローチをよみがえらせるためにも ちょっと時間を割いてみましょう。


まず、気に入って買ったけどあまり使っていないというブローチがありましたら それを1~2個選んでみてください。
ジャケット、ワンピース、ブラウス、ニットのプルオーバー、カーディガン、ストールなどの中で、ご自身が比較的よく着る服を選んで、試してみて下さい。
漠然とではなく、できるだけ具体的に、例えば友人との集まりに出かける時には この服にこんな風に着けてといったように、シーンをイメージしながらやってみてください。
今は 会食もNG、お芝居や映画も控えてという状況かもしれませんが、そんな日々が何年も続くということはないでしょう。
なので、今は ちょっと先を見据えて 楽しみながらやってみてください。

あまり難しく考えることはありません。
基本は つける人、つける服とのバランスです。
大きさだけでなく、その人の個性、また素材、デザイン、色彩など、総合的なものなので、全身が写る鏡の前で、ブローチの位置、角度などいろいろと見ながら いちばんしっくりくる位置を見つけて下さい。
全身と調和して 一枚の絵の様に見える場所が必ずあるはずです。
では、ブローチとお手持ちの服のコーディネート探しをどうぞ お楽しみください。

 

 

ブローチの着け方の基本と応用については こちらでも解説していますので、是非 参考になさって下さい。

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コスチュームジュエリーならではの大粒パールネックレス

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明日から8月ですね。
ふつうなら夏らしいリゾート向けのジュエリーをご紹介する時期ですが、
今年は お出かけ気分とはならない日常が続いています。

いつもと少し違った夏…
そんな時には、じっくりと眺めていただきたい当ショップ一推しのジュエリー何点かをご紹介することにしました。

まず最初は ミリアム・ハスケルのー連ルネックレス。
実は この春の自粛要請期間に 意外と反響があったのがミリアム・ハスケルのシンプルなネックレスでした。
そこで 何点か新たに入手しましたが、その中でもスペシャルなのがこちらのチョーカータイプのネックレスです。

 

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大粒パールのネックレスといって思い浮かぶのは?
ココ・シャネル?
ジャクリーヌ・ケネディー?
オードリーヘップバーン?
ヴォーグの編集長?

皆さま それぞれ違うイメージをお持ちかもしれませんが、
共通して言えるのは しっかりとした意思を持った大人の女性であるということ。
数ミリの小粒パールのネックレスは、社交界にデビューしたての若い女性であるのに対し、
優雅に年を重ねて自分の人生を歩いてきた人にふさわしいのが大粒パールのネックレス。

しかもそれはパーティードレスのような特別なシーンで着る服に合わせのではなく、
シンプルで上質な丸首ニットの襟もとに合わせたり、
スーツのインナーに合わせてみる。
不思議なことに ネックレス一本で それまでとまるで違った気分が味わえます。
気に入ったジュエリーを身に着けることは、自己表現の大切な仕上げの部分でもあり、
自分自身の自信にもなるのです。

しかし、本物の真珠で これだけの大きさを揃えるのは大変。
かといって おもちゃみたいなプラスチック製のパールでは 長く使うものとしては不満が残ります。
そこで お薦めしたいのが ハスケルの模造パールのネックレスなのです。

ここでご紹介しているネックレスは チョーカータイプで
パールの大きさは 13~15ミリ。
スペーサーと呼ばれる パールとパールの間を埋めるパーツには ハスケル独特のメタルビーズが2個ずつ入っています。
このスペーサーによって、全体のバランスが美しく保たれ、
遠目で見た時にも 大きな珠同士がくっついて重たい印象に見えることがないのです。
ガラスに 魚鱗などの真珠の様に見える物質をペースト状にしたものを十数回コーティングするという
まるで真珠の生成のような手の込んだプロセスを経て作られたガラスパール。
しかも、こちらの商品は 一粒一粒 光沢が美しく 使用感もほとんどない大変クオリティーの高いものとなっています。
詳細については 商品ページをご覧いただきたいと思いますが、
長年ディーラーをやっていても なかなか出合えない逸品です。



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商品ページはこちらです
 

もちろん三連の物や 少し長めの物も美しいのですが、
いつも身に着けるお気に入りには シンプルな一連をお薦めします。

今日は大粒パールのネックレスについてご紹介をしましたが、
細身の方、肩こりのある方などには、少しヘビーに感じるかもしれません。
そういう方には もう一回り小さめの12ミリ前後のもの、あるいは9ミリぐらいのものをお薦めします。

ちなみに下の画像は 外側が今日ご紹介のネックレス。
内側が9ミリのネックレスとなっています。


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【ZOOMで ご来店いただけます】
今年の後半も アンティーク関連のイベントの開催は未定です。
実物をお試しになりたいという方にはご不便をおかけしますが、
ZOOM機能を使ったオンラインによるご来店で、
私が実物を手に取ってご説明することは可能です。
こちらのネックレスに限らず、何か お心に留まるお品がありましたら、
どうぞお気軽に メールにてお問合せ下さい。
お待ちしています。

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「真珠 海からの贈りもの」展 を観てきました

このコーナーでもご案内していました渋谷区立松濤美術館にて開催中の 「真珠 海からの贈りもの」展に昨日行ってきました。
新型コロナウイルス感染予防の影響で、会期が変更になり、6月2日~9月22日となっています。

 

松涛美術館は 渋谷から文化村を通り越して徒歩で約15分ですが、
昨日は かなり気温が上がっていたので、井の頭線神泉駅から行ってみました。(徒歩5分)

 

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入館前に手指の消毒や 緊急連絡先の記入などをすませて、中に入ります。
まずは地下一階の第一展示室.へ。
ここでは 古代の装身具に始まり、ルネサンスからロココ、そして19世紀から20世紀へと見事なジュエリーの展示が続きます。
まだ養殖真珠が誕生する前のジュエリーですから、すべては天然の真珠ということになります。
古代の耳飾りも案外身に着けられそうで気になりましたが、
何と言っても見ごたえがあるのは ジュエリーが華開いた19世紀 のジュエリーです。

 

バロックパールの形そのものを生かしたユニークなジュエリー、
シードパール(種のような小さなパール)に白い馬の毛を通し  デザインされた白蝶貝の土台にくくりつけたもの、
パールを半分にカットして使うハーフパールなど
ひと口にパールのジュエリーと言っても 実に様々な素材があります。


また、パールは メインとして使われる以外に わき役としてジュエリーには欠かせない物です。
カメオのフレームやペンダントを下げるネックレスの部分など、こうして考えると ほとんどのジュエリーに使われているといっても過言ではありません。

 

そういう意味で、この展覧会では パール=白のジュエリー以外に、ガーネット、ブルーエナメル、ゴールドなど実に多彩なジュエリーを観ることができます。
 

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(松涛美術館HPより)

 

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2階にある第二展示室は 日本における真珠の展示。
 
 
真珠についての生物学的説明や 養殖真珠についての説明もありましたが、
印象に残ったのは 日本のジュエリーの黎明期に ミキモトが製作したジュエリーや当時のカタログなどが
とても興味深かったです。
 
 
西洋と比べるとジュエリーの歴史の浅い日本、しかも文明開化からそれほど時間が経っていない時期に
あれだけの物を作ったというのはさすが、日本の職人の持つ高度な技術をうかがわせます。
 
 
総展示作品は 100点ちょっとでしたが、
以前 勤務していた会社の姉妹会社にあたる穐葉アンティークジュウリー美術館の作品との再会。
実際に手にしたことのあるものも数多くあり、それらを目にしているうちに当時の思い出が浮かびあがり、
懐かしさとともに感動的な気持ちを味わうことができました。
やはり本物の迫力は違いますね(当たり前ですが)。
 
 
100年、200年経っても色あせることのないジュエリーの魅力。
特にパールのジュエリーは気品が漂い 今でも身に着けてみたいと思うものばかり。
 
 
 
ここ数年、都内でのアンティークジュエリー展覧会は 無かったので、
久しぶりに いい時間を過ごすことができました。
 
 
 
こちらの展覧会は 9月22日までやっているので、暑くならないうちにいらして下さい。
 
 
尚、本展覧会には【真珠割引】というのがあります。
最初、グッズコーナーで真珠のジュエリーでも売っているのかと勘違いしましたが、
当日 真珠(人造も可)を身に着けて行くと、入場料が2割引きというちょっと嬉しいサービスでした。
行かれる方は 是非こちらもお忘れなく。
 
 
 
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6月の誕生石パールのお話(その3) パールのネックレス

 

6月の誕生石パールのお話 第3回目はパールのネックレスについてです。

 

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(PEOPLE&PEARLSより)

 

西洋では パールは純潔と無垢の象徴と言われ  人生の節目を祝うときに女性に贈られました。

それは誕生から洗礼式、そして成長するにつれて 高校の卒業式、21歳の誕生日(日本の成人式)、大学の卒業式、婚約式、結婚式というふうに続きます。

また Add-a-Pearlという習慣があり、毎年  誕生日に母親、祖母、叔母などが それぞれ1粒のパールを女の子にプレゼントし、その子が成人したときにこれらを繋いでネックレスにするという習慣です。一度にまとめてネックレスにすることもあれば、少しずつ パールを増やして長くしていくということもあるようです。

 

この他 生後間もない赤ちゃんに小さなパールのブレスレットをつけたり、耳にパールのピアスをつけたり、初めてのパーティーに出席する少女の胸元には繊細なパールのネックレスといった光景もよく見受けられます。

またヴィクトリア時代のルールでは 未婚の女性が身に着けることを許された唯一のジュエリーは  パールの中でも繊細で清楚なハーフパールと呼ばれる天然の小粒パールを半分に割ったもので作られたものとされていました。

 

 

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(PEOPLE&PEARLSより)

 

パールジュエリーにまつわる これらの話は  皆どこかで聞いたことがあるのではないかと思いますが、日本ではどうでしょうか。

お孫さんの成人のお祝いにパールのネックレスを探しているという女性にお会いしたことも何度もありますし、結婚式には やはりパールのジュエリーをと思われる方も多いようです。

 

ただ 気になるのは それらのジュエリーのその後です。

一般的にパールのネックレスと聞くと 冠婚葬祭用というイメージが定着しているような気がします。

特に年齢を重ねてからは 仏事の方が機会が圧倒的に多くなってしまうので、せっかくのパールの出番は ちょっと違った意味合いになってしまっています。

これは 何とももったいないことだと思いませんか? もう少し 身近なジュエリーとして 楽しみたいものです。

 

そこで今日は ケースの中に眠っているパールのネックレスやイヤリングを見直してみようというご提案です。

イメージが湧きやすいように 海外の映画やドラマでの装いを取り上げながら見ていきたいと思います。

映画の中のパールのシーンというと、20世紀初頭のアールデコファッションが素敵だった「華麗なるギャツビー」の中でミア・ファローが身に着けたロングパールネックレスのコーディネートは20代の私にとっては憧れでした。

またアガサ・クリスティーのドラマや、最近ちょっとはまっているThe Collectionという1940年代後半のパリのオートクチュール業界を舞台にしたドラマ‥

これらを見ていると いかにパールのネックレスが多く登場するか。

もちろん これらはフィクションですが、その時代のファッションをヒントにしていることは間違いないので、とてもいい参考例になります。

 

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(「華麗なるギャツビー」より)

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(「華麗なるギャツビー」より)

 

 

ひとくちにパールのジュエリーと言っても ボリュームやデザインによって かなり印象が違ってきます。

若いうちは シンプルな細いネックレス、そして年齢を重ねるほど 三連などのボリュームやデザイン性の高い物も 日常的に着けこなしてしまいます。

ブローチとのコーディネートなども含め、個性にあった着けこなしが楽しめるのもパールの魅力です。

 

それでは、種類別に少しご紹介していきましょう。

 

【短めのシンプルな一連ネックレス】40cm~45cmというスタンダードな長さのネックレスで「プリンセス」と呼ばれています

これはほとんどの方が一本は持っているのではないでしょうか。

あまり華美に飾り立てるのが好きではないという方や、仕事の時におすすめ。

襟なしの服に合わせると 素肌の美しさと相まって 清楚な印象を与えますが、職場などでは ブラウスやワンピースの襟もとに ちょっと覗かせるという着け方がいいと思います。

さり気ないけれど、きちんと装うというお洒落の基本を理解しているという印象になります。

 

 

【長めの一連ネックレス】「マチネ」と呼ばれる少し長めの50cm~55cmのネックレス 又は「オペラ」と呼ばれる70cm~80cmのもの

少し長めのネックレスは おそらく2本目として持っていらっしゃる方が多いと思います。マチネはビジネスシーンにもマッチしますが、オペラとなるとパーティーシーンでも活躍します。

華やいだお席では短めの物との2本重ね着けもお薦めです。

 

【三連ネックレス、ドッグネックカラーネックレス等】

海外のドラマや映画では 実にシチュエーションに合わせて いろいろなタイプのパールネックレスが登場します。

たとえば 三連ネックレスはそれだけで存在感があります。

同じ三連でも珠の大きさによっても印象が異なり、小さめの粒がそろった三連は きちっとした印象に、大き目の粒や 中央からグラデーションになっているものは 優雅で大人の女性といった印象になります。

また 首にピッタリと巻きつくようなドッグネック風のチョーカーに ロングネックレスをジャラジャラと重ね漬けするスタイルも、アールデコ風のスタイリッシュな物から 老婦人などが 自由自在にファッションを楽しんでいるものなど さまざまです。

 

このブログを書くにあたって、テレビで見かけたコーディネート例をiphoneで撮影した画像が何枚かあるのでご紹介します。

光の反射などで見にくい部分があるのは お許し下さい。

 

まずは、アガサ・クリスティーのミス・マープルのシリーズから。

1枚目の画像は 秘書役の人のスタイル。仕事の時は控えめだけど どこかエレガントな印象を与える使い方です。

 

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2枚目は 多連のネックレスをニットのアンサンブルに合わせたスタイル。

物語の中では この女性、実は犯人で 首の疵を隠すためにいつもチョーカーを着けていたという 何とも言えないオチがあるのですが、

確かに 欧米の女性は 首の皺を目立たなくするために チョーカーを着けるというアイデアはよく聞きます。

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3枚目は小さめの粒の揃った二連パールに 異素材のブローチを合わせた例です。

ブローチもパールになると ぐっとフォーマル感が高まりますが、ちょっとしたお集りや外出の時には 敢えて異素材のブローチを持ってくるというのがお薦め。

センスの良さが際立ちます!

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(「ミス・マープルシリーズ」より)

 

さて、こちらの3枚の画像は THECOLLECTIONというドラマのシーン。ファッション界が舞台なので 華やかな着け方がメインとなります。

1947年のクリスチャン・ディオールのドキュメント「コレクションの舞台裏」を見ると ディオール氏が  いかにパールのネックレスの重ね着けを多用していたかが分かり興味深いですが、

このドラマの舞台背景も一致するので、きっと参考にしたのではないかなと思います。

 

1枚目は 夫を支える有能な妻。

パーティーの席では 美しさだけでなく社交性も必要とされ、立場にふさわしいジュエリーの装いが求められます。グラデーションになっている大ぶりのパールとイヤリングにも大粒のパールを一粒。貫禄が感じられますね。

 

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左は1枚目の人物ですが、右側はブランドのパトロンのような女性。個性的な帽子と8連のチョーカーの対比が素敵です。1950年代のヴォーグなどを見ると こういったファッションがよく登場しています。

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3枚目。ショーの最後を飾るウエディングドレスのシーンでは、パールのチョーカーに長めのネックレスを5本重ね着けしています。イヤリングは もちろん大きめのパールのドロップスタイル。

パールのジャラジャラ感は ブライダルにふさわしいかどうか 意見は分かれるところでしょうが、パーティーファッションとして取り入れてもいいですね。

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(「THE COLLECTION」より)

 

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いかがでしたか?

ほんの一部でしたが、映像や雑誌などを見るとパールジュエリーがいかに多くの女性を飾ってきたかがよく分かります。

少しでも装いの参考になればと思いますが、 まずはご自身の手持ちのパールを取り出して、少しずつ 生活の中に取り入れてみてください。

若いうちは まだ抵抗があるかもしれませんが、40代を過ぎたら ちょっとした外出の際にも さり気なくパールのネックレスを、もしまだ抵抗があるようでしたら シンプルなパールのイヤリングを身に着けるあたりから始めてみてはいかがでしょうか。

 

人類と深い縁のある パール。

自分はパールが似合わないと思っていらっしゃる方もあると思いますが、それは選び方が違っているだけ。

ホワイトパール、ゴールドパール、グレーパールなど 色選びでも違ってきますし、大きさもとても関係があります。

ネックレスなどは グラデーションの方が似合うのか、均一の方が似合うのか、一連がいいか、二連、あるいは三連が似合うのか等々 判定の要素はいろいろあります。

 

今回は 種類別にご紹介しましたけれど、ご自身にしっくりくるデザインというのは 年齢にかかわりありません。

あなた自身の 使い方で もっともっと パールを楽しんで下さい。

 

 

6月の誕生石パールのお話(その2)

20世紀初期に 養殖の技術が確立されるまで
パールは天然のものしか手に入らず、それだけ稀少性が高かったわけですが、
数千年前、ペルシャ湾・インド洋のマナール湾、紅海で採取されてきました。

産地から遠く離れたヨーロッパでは 特にパールに対する憧れの気持ちが強く、
王侯貴族は競ってパールのジュエリーを身につけました。

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そんな中でも パールを愛したのが まずは英国のエリザベス一世。
生涯独身を貫きバージンクイーンとして君臨したエリザベスは
純潔のシンボルとして こよなくパールを好みました。
当時の権力者は 衣裳にパールや宝石を縫い付けたものを身に着けました。

ロンドン テートギャラリー所蔵のこちらの肖像画は「不死鳥のポートレート」と呼ばれるものですが、
髪飾り、カーカネットと呼ばれる首飾り、そしてドレスにもパールが縫い付けられ、
宝石やレースとともに華やかで威厳のある装いとなっています。


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(1575年42歳の時の肖像画 ロンドン テートギャラリー)

 

エリザベス一世のスタイルは かなりインパクトのあるものでしたが、
こちらのウージェニー皇后の装いはどうでしょうか?

フランスのナポレオン三世の皇后であったウージェニーは
フランス宮廷の華として君臨し、マリーアントワネットのファッションを手本にしたと言われます。

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(1853年の肖像画 ウィンターハルター画 オルセー美術館蔵)


こちらの肖像画で身に着けている8本のネックレスには542個のパールが使われ、
ティアラには212個のパールと1998個のダイアモンド、
シニヨンの上のコロネットには274個の小さめのパールとダイヤモンドが使われています。

 

歴史上の2人の女性のパールジュエリーについて 簡単にご紹介しました。
次回は ぐっと身近な話題、現代のパールジュエリーについてのお話について
お伝えしたいと思います。


 

 


 

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