シーン別
シーンに合わせたジュエリー使い(PartⅠ)
晴れの日を祝う - Wedding

10月は結婚式や結婚祝いのパーティーに招かれる事の何かと多い季節。
最近では形式ばらずにスマートカジュアルといった雰囲気のパーティーが主流で、かえってどうしていいか困ってしまう・・・という方も多いようです。
やはり晴れの席に出席するのですから、それなりの気遣いを装いにも取り入れたいものです。そんな時にお薦めしたいのが、ヴィンテージの模造パールジュエリーを使っての普段とは一味違ったスタイルです。
それでは早速ご紹介しましょう。
撮影に使用したのはどれも10年以上前の服ですが、ジュエリーをプラスする事で装う人も新鮮な気持ちになれます。決して出しゃばらず、花嫁さんを祝福する気持ちの込められた装いになっています。
Case I:ロングパールネックレスの重ねづけスタイル
(使用のジュエリー ミリアム・ハスケルのロングネックレス、ブローチ、五連パールネックレス)
ヴィクトリアン末期からエドワーディアンの時代に大流行したロングパールネックレスに短いパールネックレスやブローチを着けるスタイル。
上品な濃紺のレースのツーピースに合わせてみました。
Case II:多彩な演出が可能な黒のシンプルなワンピース
同じジュエリーを黒のシンプルなワンピースに合わせてみました。
アンティークレースの襟をのせることで、ぐっとクラシックでエレガントなイメージになります。
ミリアムハスケルの5連ネックレスにスタンレイ・ハグラーのコサージュブローチで一段階華やかなスタイルに。
コットンパールとクリスタルガラスが美しいネックレス。
Case III:タッセル(房飾り)のついたロングパールネックレスをコーディネート
20世紀初期に大流行したソートワールスタイルを真似た房飾りの付いたロープ状のネックレスを使っていろいろなアレンジを試みてみましょう。
ロングネックレスをウエスト飾りとして使用。それにチョーカーやブローチを合わせます。同じ組み合わせでも使い方でこれだけイメージが変わります。
気のおけない友人同士のビュッフェスタイルのパーティーではバックスタイルに注目が集まるこんなスタイルも素敵です。
Case IV:きりっとしたイメージ作りにはゴールド系のジュエリー

あまり大袈裟なイメージにしたくない時や、ランチウェディングのような場合にはトリファリのゴールド系ネックレスにブローチをプラスして、少し華やかさを増したコーディネートがお薦めです。
Case IIの黒のワンピースもジュエリーを変えただけで印象がずいぶんと変わります。
Case V:スーツスタイルに欠かせないブローチ
スーツで出席する場合にはブローチ使いで差をつけましょう。
服と同系色でコーディネートすれば、大ぶりのブローチもスタイリッシュに決まります。

いかがでしたか?
お手持ちのジュエリーとのコーディネイトなど、工夫次第でこれまでと違った貴方が演出できます。是非トライしてみて下さい。
シーンに合わせたジュエリー使い(PartⅡ)
晴れの日を祝う - Ceremony
卒業式や入学式等の人生の節目を祝う機会や送別会や歓迎会などに急きょお声がかかる事の多いシーズンとなりました。
冬の間、防寒対策でダウンジャケットにセーターやパンツ姿といったスタイルに慣れ親しんでいると、少し改まった装いに身を包むのがちょっと億劫に感じられるといった事はありませんか?
セレモニー用の服や春色の美しい色のスーツやワンピースってあまり出番がないので持っていないという方。今回は、ちょっとしたジュエリー使いで印象が変わる「改まった装い」のご提案です。お気に入りのスーツに春らしいミリアムハスケルのパールジュエリーを中心にコーディネートを考えてみました。
今回使用のハスケルのネックレスは、どなたにも似合うボリュームを抑えたタイプのものです。二連、三連、四連と3つのデザインをお楽しみ下さい。
Case I:<センターに華やかなモチーフの付いた三連バロックパールのチョーカータイプ>
テーラードのかちっとしたスーツですが、このネックレスを着けることで随分と印象が変わります。
さらにイヤリング、ブレスレット、リングといった他のアイテムを加えれば華やかさが増していきます。
この場合必ずしも全てハスケルやコスチュームジュエリーで統一する必要はなく、一粒の本真珠のパールのイヤリングなどと合わせるのもいいでしょう。
センターのモチーフを横に少しずらすだけで印象もちょっと控えめになりますね。

ソフトタイプのジャケットはカジュアルな印象ですが、こうやってネックレスを1点プラスするとややフォーマル感が出てくるので、出張や旅行先でのお食事会の時などに便利な組み合わせです。
CaseII.<しなやかに動く四連パールネックレス>
久しぶりに入手した四連ネックレスです。このタイプのネックレスは主張しすぎる事なく、着け手のイメージに上手に溶け込んでくれます。
小粒のパールを間に入れる事で、動きがしなやかで軽やかに感じられます。
スーツに合わせる時に左の写真のように少し長めにすると優しい雰囲気。ぴったりとチョーカー風にしてみると四連がぴったりと重なって落ち着いた印象になります。
CaseIII.<クラスプに花飾りの付いた二連ネックレス>
今回ご紹介のネックレスの中で、パールの大きさは一番大きいものです。
クラスプの花飾りはいかにもハスケルらしい作りとなっていて、ポイント使いが楽しめます。
改まった装いの時には、同じテイストのハスケルのブローチをプラスしてみましょう。
インナーをオフホワイトのレース使いの物に変えると明るくてより春らしい印象になりますね。
又、このように凝ったクラスプのネックレスは、クラスプの位置でイメージが変えられ、まるで2つのネックレスを持っているみたい!ひとつは持っていたいアイテムですね。
CaseIV.<デザインと作りの良さが決め手のトリファリネックレス>
さて次はトリファリのシルバー色のネックレスを明るい色のインナーに合わせてみました。トリファリのネックレスはバリエーションが豊富ですが、これはしなやかに襟元に沿うリーフモチーフのやや幅広のネックレスです。さり気なく地味な印象のシルバー色も、ボリューム感のあるタイプを選ぶと上品な華やかさを演出する事が出来ます。
CaseV.<ブローチは着ける位置でイメージに変化を>
今回はネックレスが中心のコーディネートでしたが、最後に2種類のブローチをご紹介しましょう。
最初のブローチはハスケル風のゴージャスなデザインのもの。レースのジャケットの胸元に留めてヴィクトリアンスタイルにチャレンジしてみましょう。
もう一つはトリファリのシルバーのバラのブローチ。こちらも胸元と、左胸に着けてみました。TPOに合わせて着ける位置も変えてみましょう。

この春、YK☆Collectionではボリュームを抑えた使いやすいタイプのハスケルを入手しました。独特の色彩と光沢、凝ったデザインと精緻な作りが何より魅力のハスケル。薄物のニットやブラウス、ワンピースなどにも合わせてお楽しみ下さい。
ウェブショップでは2月より展開していますが、実物をご覧になりたい方は3月以降に開催の展示会へ是非お出かけ下さい。スケジュールに関してはイベントコーナーでご案内しますが、ご案内希望の方は下記までご連絡下さい。