微妙なグラデーションカラーと
大胆なデザインの組み合わせ
スキャパレリ 1950年代

裏側のメタルに多数の細いラインを刻むことで、微妙な色彩のストライプが見える「タイガーストライプ」と呼ばれるガラスを使った
スキャパレリの人気のシリーズの一つです。
今回はイヤリングのみの販売ですが、お揃いのブレスレットやブローチも製作されました。
大きさもあり、大胆なデザインですが、ニュアンスのある色調は 着ける人の個性を際立たせてくれます。
各パーツは しっかりと爪留めされています。
【Schiaparelli (スキャパレリ)について】

1920年代、パリのオートクチュール界に君臨したエルサ・スキャパレリはモード界のシュールレアリストと称され、ショッキングに人を驚かせるのが得意であったと言われます。黒のカクテルドレスが必要不可欠だった時代に、劇的なショッキングピンクをコレクションに加えファッション界に衝撃を与えました。この「ショッキングピンク」は彼女の代名詞ともなっています。
スキャパレリは斬新なデザインが特徴で、空想的で巧妙、ユニークな作品を製作しました。パリでシャネルと並んで評されることが多いデザイナーですが、第二次世界大戦に突入するとアメリカへとわたり、販路を拡大する為に自身の作品をライセンス化しました。
1949年、ニューヨークでコスチュームジュエリーのライセンス生産を開始し、54年のメゾン閉鎖まで続きました。
パリで生まれたデザインをニューヨークで製作。スキャパレリのジュエリーはこのように表現されています。